2017年2月7日~8日の間、グェン・クオック・クオン大使は駐日アセアン大使館の代表者と共に愛知県を訪問し、愛知・名古屋国際ネットワーク「ASEANフォーラム」に出席しました。今回の会議には主に愛知県をはじめとする中部の企業150名ほどが参加しました。

フォーラム開幕式において、ASEAN各国を代表し、クオン大使はASEAN設立50周年を迎える今年に愛知県が各国とのネットワークづくりを進めている事を評価しました。ASEAN諸国は日本とASEANの戦略的パートナーシップを大変重視しており、現在では、日本はASEAN諸国の第2貿易パートナーになっています。

また、ベトナムはこの数年の間、政治・経済・社会情勢が安定している他、「ゴールデン人口」(若者人口が多い)というメリットで開かれている市場として、世界多くの国々が高く評価します。この20年の間、高い成長率を維持できているおかげで世界銀行から最も高い成長率の国第2位にランク付けされています。

フォーラム参加者から、より明白かつ簡素化される投資環境の改善に向けて、ベトナム共産党及び政府の強い決心と政策に対し関心と賛同を頂きました。

今回のフォーラムに出席する際、クオン大使は日越関係をはじめ、ベトナムの潜在力、日本に対する要望等について中部経済産業局のインタービューを受けました。中部経済産業局は愛知県、岐阜県、三重県、長野県と静岡県を含む中部地域をまとめる役割として知られています。近年、中部地域からベトナムへ進出した企業数も2010年の68社から2015年には131社へと上りました。また、各国大使と共に愛知県知事、名古屋市長、商工会長中部経済産業局とも面会し、多数の日本企業と意見交換しました。